こちらの記事は一般の方からのネットワークビジネス体験談の寄稿記事になります
ミドリ
親友に誘われ自分の大切な人を傷つける結果になってしまいました。
もくじ
親友との久々の食事、会ってほしい人がいると言われ、、、
大阪生まれ大阪育ちの31歳、会社員です。
20代半ばに大学時代に同じ学部で仲の良かった親友と久々に会って居酒屋でお互いの近況について話をしていました。
懐かしかった学生時代の話もあり一通り盛り上がった後、帰り際に彼から「今度、会って欲しい人がいる」と言われました。
どこか真剣な面持ちで緊張している様子が読み取れたので、もしや結婚を決めた彼女でも紹介されるのでは?と思い、問い詰めても、また直接会って紹介するからとはぐらかされるだけで、詳しくは教えてもらえませんでした。
その日は、次に会う日を決めるやり取りを終え、帰路につきました。
会ってほしいという人は、見知らぬ中年の男性
後日、約束の日になり当日、大阪の難波にある事務所に来て欲しいと連絡がありました。
一体、どこで、どんな人を紹介されるのか?
と不安な面持ちで訪れたところ、先に着いていた友人と、その横に中年の男性が立っていました。
そそくさと事務所内に通され、コーヒーが出てきたのですが、最初は自己紹介や、最近のスポーツの話で一向にこの集まりの趣旨がわからないでいることに苛立ちを感じたのか、友人の方から、ネットワークビジネス(アムウェイ)をしているという話がはじまりました。
何と
お前も一緒にやろう!
という勧誘だったのです。
アムウェイに無理矢理勧誘してきた親友・・・
話の趣旨は、
- あっと言う間に金が手に入る。
- 詳しいやり方やノウハウは、この○○さんがサポートしてくれるから大丈夫。
ざっとこんな流れの話が延々2時間続きました。
答えを今日欲しいと返事をもらおうとする友人に「一旦考えさせて欲しい」と言い、逃げるようにその場を後にしました。
その後、間隔をあけて執拗に誘ってきた友人に根負けをし、自分は周りに紹介はしたくない、ただそんなに商品の質がいいと言うのなら、商品だけ購入するという約束をし、3年間ほど洗剤や入浴剤など生活で必要な商品をアムウェイ商品へ切り替えていきました。
最初のうちは消耗品だけを購入していたのですが、今日は調理器具のプロから説明が聞けるからと、説明会へ呼ばれ、気がつけばフライパンや、キャンペーン特価中の浄水器など日用品も含めると3年間でトータル30万ほど支払いをしました。
月25万ほど稼ぎ始めた親友を目の当たりにしてビジネス活動を始めることにした
友人はその3年間の間に着実に購入してくれる先を開拓していき、本業の仕事と同じくらいの額(手取りで月20万~25万)稼ぎ始めたようでした。
一番側で見ていて感化されたのか、3年目の後半は自分も浄水器など会社の同僚や従兄弟に買ってもらったりしていました。
そこでの自分の稼ぎはせいぜい3万程度です。
結婚間近の彼女からまさかの別れ話
ただ、転機がきたのは当時付き合っていた彼女との結婚の話が出てきた時です。
私がアムウェイの商品を使っていることや、友人にしつこく薦めていることを快く思っていなかった彼女からこのまま続けるのであれば、別れると言われました。
後々知ったのですが彼女のご両親がネットワークビジネスで嫌な思いをしていたそうです。
そこで、考え抜いた末、私はネットワークビジネスをきっぱり辞めることを決意しました。
人を不幸にするようなMLM活動はやめよう
これは辞めてからわかったことですが、私が浄水器を薦め買ってくれた同僚は、いたしかたなく買っただけで、本音のところは買うのが嫌だったというのを聞き、後悔が襲ってきました。
ネットワークビジネスは若いうちは営業スキルを身につけることができたり、同じ同年代の仲間ができたりと、いい部分もあるとは思いますが、自分の大事な人に嫌な思いをさせてしまう部分もあったのだ、と離れて気づくことができました。
これからネットワークビジネスをする人は、充分にその辺りを理解して活動する必要があると思います。
ではないと気が付いた時には本当に大切な人を失ってしまう可能性があるということを心に置いておくべきだと感じます。
管理人からの一言
管理人
本当に求めている人にだけアプローチすればこんな被害は出ないので、MLM業界に蔓延するこの勧誘方法を根本から変えないとダメですね。
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